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2022.03.09
コラム
皆さん、こんにちは!
前回は、膝痛から繋がる腰痛として、「骨盤前傾型」についてご紹介致しましたが、
今回は「骨盤後傾型」についてお話ししたいと思います。
骨盤後傾型は、身体を横から見たときに骨盤が後ろへ傾いている状態を指します。
臨床的には骨盤後傾型より骨盤前傾型の方が多いと言われていますが、高齢者は
後傾型が目立つ様です。
<特徴>
・お尻がひっこみやすい
・お腹が突き出ている
・立ったときに手を後ろに引きやすい
・背骨のカーブがなくなりやすい
・ガニ股になりやすい
・猫背
・太ももの後ろの筋肉が硬くなりやすい
などがあります。
<なぜ骨盤が後ろへと傾くの?>
前回、ご紹介した骨盤前傾型と同様で、今度は太ももの後ろの筋肉(骨盤から膝へと伸びる筋肉)が
硬くなって骨盤を後ろへと引っ張っているからです。(ハムストリング:大腿二頭筋、半腱様筋、半膜様筋)
前回のコラムでもお話ししましたが、骨盤は、前から膝へと伸びている「大腿直筋」と後ろから
膝へと伸びている「ハムストリング」によってバランスが保たれています。
つまり、骨盤が後傾する一つの要因として、この「ハムストリング」が柔軟性不足で硬くなり、
骨盤が後ろの方向へと引っ張られる形になります。
では、実際に自分の骨盤が後傾しているかどうか確かめていきましょう!
【セルフチェック方法】
①仰向けでのチェック
ベットと腰の隙間が重要で、その隙間に「手のひら1枚分の隙間がなく、
指先しか入らない場合」は骨盤が後ろへと傾いていることになります。
②壁でのチェック
壁を背にして、頭(後頭部)、おしり、かかとを壁にくっつけます。
①と同様に壁と腰の隙間に「手のひら1枚分の隙間がなく、指先しか入らない場合」は
骨盤が後ろへと傾いていることになります。
あなたはどうでしたか?
膝が痛いとき、腰の痛みも出やすい理由として、「骨盤前傾型」「骨盤後傾型」が
あることをお話ししました。
どちらも筋肉の柔軟性不足によって起こっていきます。
太ももの前の筋肉(大腿直筋、縫工筋、大腿筋膜張筋)や太ももの後ろの筋肉
(ハムストリングス:大腿二頭筋、半腱様筋、半膜様筋)の柔軟性がなくなり、
硬くなって過度に緊張してしまうと、骨盤は歪み、骨格だけでは体重を支える
ことができなくなります。
そうすると、代償としてあちこちの筋肉を緊張させてバランスを取ろうとして、
その状態が続くと、筋肉を緊張が取れなくなってしまいます。
また、骨盤が歪むと、自律神経のバランスも乱れ、腰の痛みに留まらず、
全身のだるさ、疲労感、頭痛、めまいなどにも繋がります。
これらを予防するために、適切なストレッチや早期治療を行い、
その悪循環を断ち切ることが大切です。
我々、大塚接骨院は全力で皆様の健康づくりをサポート致します。
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