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2022.07.26
コラム
皆さん、こんにちは!
この猛暑日の中、体調など崩されていませんか?
今年は早い段階で梅雨も明け、平年以上に酷暑な夏になると言われています。
特に夏は地球温暖化の影響で、熱波が多発しやすいため、日常生活における熱中症や脱水症に注意が必要です。
今回は熱中症予防についてお話していきたいと思います。
①水分・塩分補給
1日に排出される水分はおよそ2.5ℓと言われています。反対に、食事で取り入れられる水分は1ℓ、呼吸の代謝から0.3ℓと合わせて1.3ℓは確保していますが、残りの1.2ℓは飲み物で取らなければなりません。
起床時、就寝前、入浴前後、運動前後など、こまめに摂取しましょう!
スポーツ活動されている方は、こまめに水分補給を摂ることが難しいため、脱水や高体温になりやすく注意が必要です。
最低でも15分に1回は水分を摂れるように調節しましょう!
また、汗には塩分も含まれているので、塩分や糖分を含んだスポーツドリンクを摂るのも良いでしょう。
ただし、糖分を過剰に摂取すると、肥満や虫歯などの原因にもなるので、メインは水、サブでスポーツドリンクを少々、といったように上手く調節しましょう。
②着衣・帽子
熱を吸収し、保熱しやすい服装は避け、透湿性や通気性の良い服装を選びましょう。
直射日光下での帽子の着用では、頭部の皮膚温上昇を防げるだけでなく、発汗による余分な水分損失も防ぐことができるため、積極的に着用していきましょう!
では、ここからは熱中症対策として自分で手軽に対処できる「ツボ押し」についてご紹介したいと思います。
ツボには、「穴性:けっせい」と呼ばれるものがあり、簡単に言うと、ツボの持つ作用、治療効果のことを指します。
その中で、熱を冷ます、体内の熱を外へ出すツボがありますので、3つ程お教え致します。
①合谷(ごうこく)
穴性:頭に昇った熱を下げる。
※熱を逃がすだけでなく、頭痛や目・鼻・喉の痛み、肌荒れ、眼精疲労、肩こり、ストレス緩和など様々な効果があるため『万能ツボ』と呼ばれています。
取り方:親指と人差し指の骨が交わったところから、やや人差し指よりの凹み。
押し方:呼吸法に合わせながら、母指で「1.2.3.4」と4秒数えながら離していく。
※押す強さは、自分で「痛気持ちいいなぁ。」と感じるくらい。
※呼吸法:息を吐いているときに押し、息を吸っているときに離す。
②陽谷(ようこく)
穴性:体内の熱を冷ます。(清熱:せいねつ)
※熱中症の初期症状でも熱を冷ましてくれます。
取り方:手の甲側、小指のラインと手首が交差しているところの凹み。
押し方:上記と同様。
③商陽(しょうよう)
穴性:熱を体外に出す。(泄熱:せつねつ)
※九竅(目・耳・鼻・口・尿道・肛門)の通りを良くして熱を体外に出し、また意識をはっきりさせます。(開竅醒神:かいきょうせいしん)
取り方:人差し指のちょっと親指よりの、爪の付け根のあたり。
押し方:上記と同様。
いかがだったでしょうか?
熱中症は、小さな子どもから高齢者まで、暑い季節は誰にでも起こり得るので、適切な対策が必要となります。
多くの方が周知されている水分補給ですが、喉が渇いていなくても、身体は欲している場合もあります。
水分補給だけでなく、ツボを刺激して身体の熱を取ることもプラスするとよいでしょう。
夏場は特に意識して熱中症予防に心掛けましょう!
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